K-63.慶應通信、入学後34ヶ月目(日々の学習法を変えてみた)

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事は日々の学習方法を変えてみた、の書きとめです。

本記事は、

  • 私の日常とこれまでの学習方法
  • 今やっている学習方法とその感触
  • 入学後34ヵ月目の振りかえり&35ヶ月目ToDo

の3本を書きとめて参ります。

 私は慶應通信 文学部 第2類(史学)で学ぶ40代中年オヤジ。平日はサラリーマン、休日は大学生。人の倍の人生を楽しんでいます。

 今回の書きとめは、なかなかレポート作成が順調に進まないので学習方法を変えてみた、です。

 慶應通信生はおそらく全員、多かれ少なかれ、レポート作成に四苦八苦されているかと思います。また、ほぼすべての人は(自分はレポート作成が苦手である)と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

 私もそんな大勢の中の一人で、とってもレポート作成が苦手です。

 どれくらい苦手かと言いますと、入学後34ヶ月目の現在、書いたレポートの数はわずか「15(必修外国語科目を除く、2000~4000字のレポート。不合格のものも含む。)」に留まります。

 レポート1本を書くのに平均2ヶ月強を要しています

 卒業までに必要な単位は、学士入学の私の場合、84単位です。ここから卒論と必修外国語科目を除くと68単位。多くの場合、1科目=2単位=レポート1本ですから、34本レポートを書く必要があります。卒論に到達するまでに私のペースでは、70ヶ月(約6年)以上がかかる計算です。

 実際には不合格になるケースもありますから、卒業までにかかる時間はさらに延びるでしょう。その上、卒業論文が待っています。

 さらに私の場合、ここに教職科目が加わります。

 (本当に卒業できるのだろうか?)と不安になりながら、(時に、いや、わりと結構?、現実逃避で遊びに耽りつつ…)レポート作成に励んでおります。

 今回の書きとめも、そんな試行錯誤の日常を綴ったものです。

 

私の日常とこれまでの学習方法

 私は平日はサラリーマンをしています。

 毎日平均して9~21時くらい職場で過ごしています(あーもっと早く帰りたい…)

 通勤時間は1時間程度。電車には40分くらい乗っています。

 土日祝日は月に1~2度、仕事の残務処理で使います。それ以外は自由に過ごしています。

 さて、こんな私が慶應通信で過ごす3年弱の日々はだいたいこんな感じです。

 【土曜日】

 6時起床。平日にたまった分も含めた家事を済ませて10時過ぎから18時まで勉強(最近は10時過ぎに家を出てどこかで昼食を済まし、慶應図書館で11時半~17時半まで勉強)。18時から夕食、夕飯後も家事をして余裕があれば1~2時間勉強。22時前には布団で読書しながら就寝。

 【日曜日】

 6時起床。家事は土曜に集中しているので日曜はやや少なく、8時半くらいから勉強開始。18時まで勉強。後は土曜と同じく夕飯後も家事をして余裕があれば1~2時間勉強。22時前には布団で読書しながら就寝。祝日もほぼ同様の過ごし方です。

 【平日】

 6時起床。家事をして8時前に出社。21時過ぎに帰社して帰り道に夕飯を済まし、くたくたの状態で22時半前後に帰宅。入浴してバタンキューと23時半ごろに就寝。

 もちろん平日は少し早く帰れたり、逆に遅くなったり(飲みに行くことも多く)、休日も仕事していたり、家族サービスで遊びに行ったりもするのでもうちょっと生活は起伏に富むのですけれども、平均すると上記の感じです。

 この日常を学習時間にまとめますと以下の通りです。

  • 土曜日 … 8~9時間 (内、休憩が1時間~1時間半ほどなので実質6時間半~7時間半くらい)
  • 日曜日 … 10~12時間 (同じく実質8時間半~10時間半くらい)
  • 平日  … 1時間~1時間半(通勤電車)

 慶應通信テキスト科目のレポート作成にあたり、学習起点になるのはだいたい土曜日です。

 これまでの学習方法はこんな感じでした。

●土曜日

 テキストや参考文献を読む。テキストや自分で購入した書籍は重要な箇所に線を引く。重要な単語は本の上部にメモ書きしておく。図書館で借りた本は、重要だと思った箇所に付箋を貼る。

 私の場合、テキストや参考文献を読むペースは平均30頁/1時間です。そのため、土曜日に200頁前後を読みます。短いテキストなら土曜一日で読み終えてしまいます。

●日曜日

 土曜日に読んだ続きを読むか、土曜日に読み終わっていた場合は別の参考文献を読みます。

●平日

 土日に読んだ本を記憶に定着させようと読んだ本を通勤用の鞄に入れておく。電車に乗ったら本を開いて読書。

 さて、この学習法について、常々以下のような問題を抱えていました。

  • 1.土曜、日曜の夜には読んだ本の内容を覚えた気になっているが、翌朝にはかなり忘れてしまっている。
  • 2.平日朝、仕事のメールがスマホに入っているとそちらの処理を優先する。メール返信が終わった後も何となくスマホでネットサーフィンをする。自己嫌悪とともに出社する。
  • 3.平日夜、疲れ切って本を読む気がせず、なんとなくスマホを開いてネットサーフィンをしてします。(あ~、本を読まなきゃ)と思いつつ、気がつけば自宅の最寄り駅。自己嫌悪とともに帰宅する。
  • 4.次の土曜には前の土日に学習した内容をすっかり忘れている。前の土日に読んだ書籍を読み直すと以前よりは早く読めるので、読む文量は増える。しかし、またすぐに忘れてしまい、以下その繰り返しの中で徐々に記憶量が増え、2~3ヶ月くらいでようやくレポートが1本書ける。

 というわけで、問題点をまとめると以下の2つと考えました。

  • 読んだ本をすぐに忘れる
  • せっかく勉強したことをすっかり忘れた自分と向き合うのは無能な私を自覚させられて大変辛いので平日はスマホに逃げてしまう。

 

今やっている学習方法とその感触

 ということで、「読んだ本の内容を忘れない」が学習方法の改善だと考えてきました。

 実は入学当初は本当に本を何度も読むだけでした。

 今回の改善を行う前にも以下の改善はしてきました。

  • 線を引いた箇所、あるいは付箋を貼った箇所を寝る前にサラッと読み返す。また、通勤電車でもそれを中心に読む。
  • 書籍上部にメモした(付箋にメモした)単語を観て、内容(出来事ならその起承転結や意義、人物なら概ね実施したこと、概念ならその意味)を思い出す。思い出せなければそのページにある該当箇所を読んで思い出す。
  • さらっとメモ書きしたノートを読み直す。

 しかし、なかなか覚えられません。

 まず、線を引いた部分は、線を引いた文章を目にすれば思い出すのですが、その文章(の一部でも)そのものを見ないと思い出せません。つまり、何が重要な点だと思ったのか、自分が持っていない状態で思い出せないのです。

 単語の場合、先の線を引いた文章と違って単語自体は思い出せることもあるのですが、それがどういう文脈・流れで重要だったのか、全く思い出せません。単語と単語の関係がつながっておらず、個々の単語がバラバラに頭に入っている印象です。

 ノートはそもそも私は字が汚くてあんまり読み返す気がしない、というものがあります。このため、時間をかけて文章で要約した場合には、字が汚くて読み返す気にならず、記憶に定着しません(それでも要約の段階で頭を使っているから、読み直すと頭に入っていたりもします)。

 さらっと重要箇所だけ抜き出したメモは、読書中の自分の気分に左右された代物であるため、あとで読み返すと(なぜこれが重要なのか?)、(どういう流れでこの結論になるんだっけ?)という点が分からなくなっています。

 さて、3年間試行錯誤する中で、あらためて入学初期に学習効率化を目的に購入しました書籍、『アカデミック・スキル図 第3版』(佐藤望編、慶応義塾大学出版会、2020年)を読み直しました。

 そこに「情報カード」というものが登場します。

 この「情報カード」について、書籍には色々と書き方や使い方が書かれているのですけれども、慶應通信生活3年目後半の私が(んっ!??、これは!!!)と思った一番のポイントは、「A5判のルーズリーフにまとめる」というものです。

 ということで、今やっている学習法は以下の通りです。

  • 線を引く、単語を抜き出す、冊子のノートにメモを取る、まではいつもの通りやる
  • 書籍10~20頁ずつ程度(だいたい1章分か1節分)の読書が終わった段階で、上記の線を引いた箇所・単語・ノートのメモを参考に、A5判のルーズリーフにその内容をまとめる
  • 平日は電車の中で、ルーズリーフを読み替えす。この際、ルーズリーフを読み返す前に、そこにどういう情報をまとめたのか頭の中で思い出してみた後に答え合わせする感覚で読む

 まだこの学習を初めて2週間ほどです。

 そのため、平日の通勤電車で新鮮さがスマホいじりの誘惑に勝り、スマホよりもルーズリーフを眺めるようになった、という面があります。

 もうしばらく様子を見ないと分かりませんが、以前よりも確実に読んだ本に対する記憶への定着率が向上したように感じます。

 30~60分程度かけた読書の直後、内容を30分ほどかけてA5判のルーズリーフ一枚にまとめる。

 これが今の私が(読んだ書籍の内容を記憶に定着させるために、自分に一番合った方法かも?)と感じています学習法です。

 

入学後34ヵ月目の振りかえり&35ヶ月目のToDo

最後は恒例の「最近の私の学習状況」と「直近のToDoリスト」を書きとめてまいります。

●入学後34ヶ月目(2024年7月)の振りかえり

  • 『東洋史概説Ⅱ』のレポート提出  … 5割程度の進捗です
  • 『西洋史特殊Ⅲ』のレポート再提出 … 全く着手できず
  • 『体育理論』の科目試験      … 受験しました

 上記の「情報カード作り」に時間がかかり、目標としていたレポート作成が出来上がっておりません。

 とは言え、情報カードを作らなかったとしても、理解度が浅いので、レポート作成はできなかったのではないか。時間はかかるようでも情報カードを作りながらレポート作成をした方が早道ではないか、と考えています。

●入学後35ヶ月目(2024年8月)のToDo

  • 『東洋史概説Ⅱ』のレポート提出
  • 『社会科・地理歴史科教育法Ⅱ』受講準備と受講
  • 『教育方法論Ⅱ』受講準備と受講

 『社会科・地理歴史教育法Ⅱ』と『教育方法論Ⅱ』は夏期スクーリング科目です。夏期スクーリングは1科目あたり1週間の短期集中講座です。

 私の場合、夏期スクーリングの受講は初めてです。おそらく、始まったと思いきや、あっという間に終わると思います。

 出だしが肝心だと思いますので、シラバスを読み、テキストに予め目を通すなど、しっかり準備をして臨みたいと思います。

 卒業までに取得が必要な単位 … 残り

 教職コース履修完了までに取得が必要な単位 … 残り53

 

 何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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