K-66.慶應通信、入学後37ヶ月目(3回目の秋期週末スクーリング受講)

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事は3回目の秋期週末スクーリング、の書きとめです。

本記事は、

  • 私の秋期週末スクーリング受講履歴と10月の過ごし方
  • 3回目の秋期週末スクーリングの感想
  • 入学後37ヵ月目の振りかえり&38ヶ月目ToDo

の3本を書きとめて参ります。

 私は慶應通信 文学部 第2類(史学)で学ぶ40代中年オヤジ。平日はサラリーマン、休日は大学生。人の倍の人生を楽しんでいます。

 今回の書きとめは、3回目の秋期週末スクーリングの感想、です。

 年一回とは言え、3回目ともなるとだいたい過ごし方も分かってきます。今日はそのあたりを書きとめて参ります。

私の秋期週末スクーリング受講履歴と10月の過ごし方

 慶應通信のスクーリング(校舎に通って対面で講義を受けて単位を取得するタイプの学び)は、夏期であれ、夜間であれ、秋期週末であれ、105分×12コマで構成されています。

 つまり、21時間授業を受けます(こう考えるとわりにボリュームを感じます。先生方や事務局のみなさん、いつもありがとうございます。)

 この内、秋期週末スクーリングは、その名の通り毎年秋に週末土日を使って開催されます。

 土曜日午後に2コマ+日曜日午前に2コマの1週間に4コマ。

 これを3週間繰り返して12コマになります(4コマ/週間×3週間=12コマ)。

 また、受講場所は慶應義塾大学 三田キャンパスです。

 2021年秋入学の私は、入学した時点でその年の秋期週末スクーリングは募集を終えており、受講できませんでした当時はスクーリングが何のことか全く理解していなかったぁ)

 2022年から2024年までの3年間、私は以下の科目を受講しています。

  • 2022年 … 東洋史特殊(東南アジア諸国の政治)
  • 2023年 … 英語   (ライティング)
  • 2024年 … 社会学特殊(医療社会学概論)

 2021年以前は分かりませんけれども、2022年以降は毎年10月の第2~4週(or3~5週)の3週間、開催されました。

 今年、2024年は10月の12(土)・13(日)、19(土)・20(日)、26(土)・27(日)の6日間、開催されています本書きとめは最終日、10/27の受講を終え、帰宅した直後に作成しています)

 平日は月曜から金曜まで、サラリーマン生活を送る私。ここ3年、毎年10月の中旬から下旬にかけて、土日はせっせと慶應義塾大学 三田キャンパスに通学しております。

 秋期週末スクーリング期間の土日の過ごし方はこんな感じです。

【土曜日】

  • 朝5時起床(これは平日も同じ)。食器を片づけたり、洗濯物を干したり、また、平日はしていないお風呂・床・庭の掃除をした後に、軽く運動する。
  • 9時くらいから勉強を開始。秋期スクーリング初日は予習、2~3週目なら前の週の復習とその日の予習をする。
  • 11時半ころに家を出て学校に向かう。
  • 13時前後に慶應義塾大学 三田キャンパスに到着。教室に入って着座。指定テキストに目を通したりして授業開始(13時半)を待つ。
  • 17時15分に講義終了、まっすぐ帰る。
  • 帰宅して夕飯をとり、食器洗いを済ませて風呂に入り、寝る前に軽くその日の復習をする。特に覚えておきたいことや、面白い情報などをノートにまとめる。21~22時には就寝。

【日曜日】

  • 朝5時起床。ほぼ土曜と同じことをして(床掃除や庭の草むしりはしない)、7時半ごろには家を出て学校に向かう。
  • 授業が開始する9時少し前くらいに慶應義塾大学 三田キャンパスに到着。
  • 12時45分に講義終了、この日は毎週開放感から散歩などして都内散策をしてから家には15時くらいに帰宅。
  • 夕飯までその日の復習。時間があればテキスト科目のレポート作成に着手。
  • 19時くらいから夕飯をとって、食器洗いを済ませて風呂に入り、21~22時には就寝。

 

 と、いうような10月を3年間送っております。

 とはいえ、最初の2022年は指定テキストがなく、講義が行われるその日に配布されたプリントに沿って講義が進むタイプだったので、予習はなく、復習もパラパラとプリントを読みなおす程度でした。残りの時間は秋期週末スクーリングとは関係がないテキスト科目のテキストや参考文献を読んでいました。

 もっともこの年はまだレポート作成の要領もつかめておりませんでした。毎週毎週、気が向いたテキストをつまみ読みしているような状態で、その内容はほとんど頭に入っておりませんでした。秋期週末スクーリング最終日の試験が終わった直後、(もっと秋期週末スクーリングの復習に集中すればよかった)と反省しました。

 昨年2023年の英語(ライティング)は、私が英語は得意ではないこともあって、予習・復習が大変でした。事前に購入したテキストのレベルが、自分の実力と比べて高いことに仰天、秋期週末スクーリングが始まる前の週からせっせと予習をしていたものの、それでも時間が足りない状態でした。

 秋期週末スクーリングが開始した後、予習は上記の土曜朝2~3時間、日曜夕方の3~4時間を使っても終わらず、平日も仕事を早めに切り上げてなんとかこなしていたほどでした(その甲斐あってわりと良い成績が取れましたが。えっへん!)

 今年の場合、初めて夜間スクーリングも受講しています(この話はまた別の記事で書きとめて参ります)。私は平日に通勤電車くらいしか学習時間を確保できていませんので、土日に秋期週末スクーリングと夜間スクーリングの予習・復習をまとめて行っています。

 今年は予習・復習の時間がちょうど上記の「土曜朝2~3時間、夕方3~4時間」で済ませることができ、良い塩梅で学習を進めることができました。

 

3回目の秋期週末スクーリングの感想

 2024年の秋期週末スクーリングで私は『社会学特殊』を選択しました。その内容は、「医療社会学概論」です。

 平日は残業地獄に落ちており、なかなか年休も取り辛い環境の企業でサラリーマン生活を送る私。とは言え、勤め先は完全週休二日制のため、秋期週末スクーリングは会社のことを気にせずに集中して受講ができる貴重な機会です。

 文学部第2類に属する私。正直今年の秋期週末スクーリングは『民俗学』(第2類の専門教育科目)と『社会学特殊』(第1類の専門教育科目)のどちらにするか、大変悩みました。

 結局、(そういえば社会学って学んだことがないな)と思い、せっかくの機会だから受けてみようと考えて『社会学特殊』を選択しました。もう30年くらい前の話ですが、今も付き合いのある、私のもっとも仲の良い友人の一人が社会学部に進学しました。その際、(社会学って何の勉強をするんだろう?)と思ったことが、ずっと私の中では引っかかっていました。今回、30年にわたって私の中に刺さり続けた小骨を取りに行ったわけです。

 さて、結論として『社会学特殊』は、(受講して良かった)と思える講義でした。理由は主に3つです。

  • 生徒からの質問が活発でテキスト科目の履修からは得られなかったであろう気づきを得られたこと
  • 先生がグループワークを取り入れてくださったため、一緒に受講する方々の意見も聞けたこと
  • 概論のため社会学ってどのようなことを学ぶのか、自分の中でなんとなくしっくり理解できたこと

 順番に確認します。

①活発な質疑応答

 これは私には新鮮でした。30年前くらいの大学生活時代を振りかえってみても、今回の『社会学特殊』ほど質疑が盛り上がった授業を受講したことはなかったかと思います。

 私自身は質問をしませんでしたし、質問者が特定の方ばかり、という面もありましたが、それでも先生も感心されるような質問や悩ませるような質問が飛び出したりしたことは、ライブ授業ならではの面白さがあり、全く飽きることがない、刺激的な時間を過ごすことができました。

 教職課程を履修している私は当然将来、(随分と他人様に後れをとりつつ…)教師になることを夢見ています。こういう、(生徒から質問が出る授業って楽しいな、いいな)という角度でも講義を眺めておりました。

②グループワーク 

 これも良かったです。私自身が講義初日に座った席の近くに全6日間陣取った上、そうした席の移動をあまりしない選択をされた受講生の方が多かったため、毎回似たメンバーでのワークにはなりましたものの、それでも授業で考えたことを互いに交換することで学びを深めることが出来たように思います。

 また、先生がグループワークを強制されず、一人作業を認めてくださったことも私には(良いな)と感じるポイントでした。生徒一人一人が学びのスタイルを選びとり、深めていく。こうした考え方も教師を目指す私には非常に参考になりました。

③社会学ってなんだ?

 たった1科目履修しただけで分かって気になってはいけませんけれども、それでも社会学がどういうことを学ぶのか、ぼんやりと分かったように思います。

 2024年秋期週末スクーリングの『社会学特殊』は、医療を社会学の視点から眺める科目でした。

 ここで指定されたテキストから少し引用します。

「社会学」および「医療社会学」とは何か。社会学を定義することは難しいが、その重要な問いのひとつが、どのような営みがどのような仕組みで成立しているのかであることは間違いないだろう。

中川輝彦・黒田浩一郎 編著『よくわかる医療社会学』、ミネルヴァ書房(2010年)、ⅰ頁より抜粋

 私が『社会学特殊』を受講した後、社会学に対してもった理解は、「社会学とは、対象(今回の場合は医療)が、社会を構成する人びとにどのような理由・経緯で受容されている(いた)のかを考える学問」です。

 難しいですが頑張って説明を試みます。

 医療と言えば、白い建物があって、その中に医者や看護師がいて患者がいて、治療行為を行うイメージが私の中では浮かびます。医療従事者ではない私にとって、医療は病気やケガ、虫歯でも患わない限りは決して関わる事がない世界です。それは言い換えますと、治療する者とされる者で完結する閉じられた世界、それが私が持つ医療のイメージです。

 しかし、現代日本で生活する以上、医療は絶対に誰でも無関係ではいられません。多くの人は病院で生まれ、病院で亡くなります。また、自分自身はもちろん、自分に身近な人が病気やケガをすると、いきなり自分の生活の中にドーンと医療が大きく関与してくるといった経験をされた方も多いでしょう。私も両親や子どもの大病などで経験があります。

 それなのに私のように、医療に対して「病気でもしない限り関わらない世界」と思って普段は全く医療を意識することなく、日常生活を送っておられる方は多いのではないかと思います。

 そうした閉じられた空間に思える医療。それをそこにどっぷりと関わる立場ではなく、一歩引いた立場から眺めて観察する。

 そうすると、当然視していた医療のおかしな点が見えてくる。

 私たちが生きる社会でなくてはならない医療。それがそんなおかしなことで良いのか?それを医療を俯瞰しながら観察し、具体的に指摘して改善に向けて実践していく。そうした営みが医療社会学であり、観察対象を変えた場合でも社会学の基本的な考え方は変わらないのではないか、と理解しています。

 今回『社会学特殊』を選択した時点で私は全く気がついておりませんでしたが、医療に関する私の中の閉じられた空間としてのイメージの強さ、これが(社会学ってなんだろう?)、ということを考える上で、逆に大きな力になりました。こうした考えにいたる経験をさせて下さった先生や同窓のみなさんに感謝です。

 2024年秋期週末スクーリング『社会学特殊』。本当に履修して良かったな、と思える講義でした。 

 

入学後37ヵ月目の振りかえり&38ヶ月目のToDo

最後は恒例の「最近の私の学習状況」と「直近のToDoリスト」を書きとめてまいります。

●入学後36ヶ月目(2024年10月)の振りかえり

  • 『西洋史概説Ⅰ』のレポート提出  … 提出できず  
  • 秋期スクーリングの出席      … 6日間、全て出席できました

 ●入学後38ヶ月目(2024年11月)のToDo

  • 『西洋史概説Ⅰ』のレポート提出
  • 『社会科・地理歴史科教育法Ⅰ』のレポート提出

 10月27日現在、提出済レポートが0(ゼロ)の私。

 このままでは第Ⅲ回科目試験(24年10月開催)に続き、第Ⅳ回科目試験(25年1月開催)の受験資格もありません。

 2回連続科目試験受験なし、の事態はなんとしても避けなければなりません。

 今年の第Ⅳ回科目試験受験のためのレポート提出締切日は「11月20日(水)」。なんとしてもレポートを最低1科目は提出するゾ!

 

 卒業までに取得が必要な単位 … 残り

 教職コース履修完了までに取得が必要な単位 … 残り482024年度夏期スクーリングで受講した2科目ともに合格しました

 

 この記事を書きとめるまで気がつきませんでしたが、卒業&教職課程履修終了まで残り100単位、になりました。

 何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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