K-19.慶應通信、合格から約2ヶ月の歩み

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)に合格したのが2021年9月末、それから約2ヶ月が経った今、当初思い描いていたようには勉強がはかどっていません。この記事では合格通知を受けとった後の2ヶ月間でやったことを書きとめて参ります。なお、慶應通信の基本は、テキストを読む →  参考文献を読む → レポートを提出して合格する → 試験を受けて合格する(=単位認定!)です。2021年11月末現在、入学後最初に訪れたレポートの〆切日に間に合わず、最初の1科目のレポート作成に悪戦苦闘しています。

合格からテキスト到着まで

 前述の通り、合格通知を受け取ったのが2021年9月末、それから所定の手続きを済ませて学生証を受け取ったのが10月10日頃でした。早速記憶があやふやになっておりますが、所定の手続きとは以下のものです。

  • 授業料の払い込み (クレジットカードで払いました)
  • 自動引き落とし口座の設定
  • 慶應義塾が提供するオンラインサービス利用のための手続き

 なお、3番目のオンラインサービスは設定から1ヶ月半が経過した今でも、利用方法が分かっておらず、活用度合いは今一つ、といったところです。

 学生証が届いた日とほぼ同じ頃の10月14日にテキストが届きました。テキストが届くまで、私は履修科目を自分で選択した後に対象のテキストが届くもの、と思っていました。しかし実際には履修可能な科目全てのテキストがいきなりドンと送付されてきました。私の場合、この最初に送られてきたテキストの数はなんと29冊です。縦横30㎝×40㎝程度で深さも30㎝ほどある大きな重い段ボールが届いたので驚愕しました。段ボールの中にはテキストの他にガイドブック・履修要領・レポート課題集&レポート用紙なども入っていました。

テキスト到着から学習開始まで

 大量のテキストを前に呆然としつつ、何をしてよいのか分からなかったので「塾生ガイド」というガイドブックを読み込むところから始めました。10月14日から10月末まで、ほとんどこの塾生ガイドの解読に時間を費やしました。細かい点は省きまして、ざっくりと理解したことは以下の通りです。

  • 年に4回の科目試験がある。
  • 科目試験を受ける前に該当科目のレポートを提出して添削を受けておく必要がある。
  • 卒業に必要な単位は124単位以上。学士入学の私は40単位を取得済。卒業論文の8単位以外に専門科目で68単位以上、必修外国語科目で8単位が必要である。

 専門科目はほとんど1科目2単位です。卒業に必要な単位が68単位以上なので34科目についてレポート&試験で合格する必要があります。闇雲に勉強することなく、計画立てて進めるよう、塾生ガイドは指導しています。そこで私はまず自分の興味のおもむくままに履修要領を見ながら34科目を選びました。次にそれぞれのレポート提出時期と科目試験時期についてExcelを使ってスケジュール表を作りました。最速2年半で卒業可能ではありますが、勝手が分からなかったのでとりあえず「1ヶ月=1科目ペースでレポート提出を継続する」と決めて計画しました。34科目ですから、2年と10ヶ月を要す計算になります。長く在籍するほど学費がかかるという面はありますけれども、じっくり歴史を勉強したい私は(こんなものかな?)と思っています。この学習計画を作ったのが10月31日(日)でした。

 21年11月にテキストの読み込みを開始しましたので、予定通り1ヶ月に1科目のレポート提出をこなし、全て1発合格だったとしても、2024年8月までかかります。最速25年3月の卒業を目指して頑張ります。と言いながら、本日11月28日時点で1科目目のレポート提出ができておりません(泣)。11月の最後の土日でレポート提出が間に合わず、早速計画の修正を迫られています。

レポートの書き方を勉強する

 私が記念すべき最初の1科目に選んだのは「東洋史概説Ⅰ」です。史学といっても洋の東西や時代など、対象とする学問範囲は広いです。これまで新書を中心に歴史をつまみ食いしている私、現時点で強い興味は東アジアの古代史です。「日本史概論」と「東洋史概説Ⅰ」で最初の科目の選択を迷ったのですが、日本史概論はテキストが慶應通信発行のものではなく、市販書でした。(最初は慶應通信テキストを読んで大学通信で学ぶ雰囲気に浸りたい)という印象で「東洋史概説Ⅰ」を選択しました。

 11月に入ってすぐ、通勤時間を利用して「東洋史概説Ⅰ」のテキストを読み進めます。はっきり言って高校の世界史教科書と変わらない無味乾燥な文章が続きますけれども、約20年ぶりの学生生活でテンションが上がっている私は1ページをめくるごとに興奮しています。た、楽しい…。一方で漫然とテキストを読むことはせず、テキストを読み始める前にレポート課題をチェック済です。レポート課題は複写禁止のため記述できませんが、テキストを読んだだけでは太刀打ちできそうありません。家の近くの図書館に行って履修要領記載の参考図書を中心にレポート作成に役立ちそうな書籍を借りてきます。

 さて、テキストを3周読み、平行して参考文献をサラサラと眺めて11月中旬にはレポートを作成しようとパソコンを開いたところで手が止まりました。(どうやってレポートを書いたら良いのか分からない…)。ですがさすがに伝統ある慶應通信です、入学オリエンテーションと称してレポートの書き方指導の講座をオンラインサービス上に用意してくれていました。(なるほどなるほど)と思いながら動画を観る一方で、(こりゃこのままレポート作成を続けるのはあまりにも無謀だ)とすぐに気づきました。さっそくレポートの書き方に関して、動画で薦めていた書籍を購入します。以下の2冊です。

  • 河野哲也 『レポート・論文の書き方入門(第4版)』 慶應義塾大学出版会、2018年
  • 戸田山和久 『新版 論文の教室ーレポートから卒論まで』 NHK出版、2012年

 11月28日現在、上に挙げたレポートの書き方2冊を読み終えて、再びレポート関連書式を読みながら、少しづつレポートを作成しているところです。とにもかくにも上記の2冊を読んで「レポートには問いと答えが必要」という点を頭に叩き込んだことは大きな収穫でした。まだレポートを1本も提出していないので気が早いですが、上記2冊を読まなければ読書感想文みたいなレポートを提出してしまうところでした。

 何かの参考になれば幸いです。次回の記事は「東洋史概説Ⅰ」での学びをテーマにする予定です。

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