K-31.慶應通信、史学概論(その6:レポート合格)

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事はレポートがはじめて合格した、というお話です。

本記事の書きとめは、

  • 史学概論レポート合格までの道のり
  • レポート初合格で感じたこと
  • 次回以降のレポート作成に向けた備忘用メモ

の3本です。

 私にとっては慶應通信入学後、最初のレポート合格でした。ここまで長かったです。しかし、四苦八苦した甲斐あってなんとなくレポート作成のコツのようなものをつかんだかな、という気持ちもあります。そのあたりを記事にして参ります。

史学概論レポート合格までの道のり

  • 2021年10月 … 慶應通信入学
  • 2021年11月 … 東洋史概説Ⅰ学習開始
  • 2022年年始  … 東洋史概説Ⅰのレポート課題に挫折、史学概論の学習開始
  • 2022年2月12日… 史学概論レポート提出(入学後、初めてのレポート提出)
  • 2022年3月23日… 史学概論レポート不合格通知を受領
  • 2022年4月24日… 史学概論レポート再提出
  • 2022年5月12日… 史学概論レポート合格

 レポート提出から結果が返ってくるまでは他の科目(日本史概説Ⅰ、西洋史概説)を学習していました。したがいまして史学概論のレポート作成にかけた時間は実質3ヵ月弱です。

 また、読んだ参考文献は以下4冊です。

・E. H. カー著/清水幾太郎訳『歴史とは何か』岩波新書、2003年
・西村貞二著『ブルクハルト』清水書院、2015年(初版1991年)
・栗原福也著『ホイジンガ』潮出版社、1972年
・弓削達『歴史学入門』東京大学出版会、1986年

 実際には上記の4冊に慶應通信テキストと課題図書の2冊を加えた計6冊を史学概論のレポート作成のために読んでいます。

 史学概論の慶應通信テキストは100頁強程度です。課題図書はレポート課題の内容に関わるため公開できない点はご容赦ください。

レポート初合格で感じたこと

 慶應通信でレポートを初めて合格した今、強く感じていることは、

 とにかくレポートを提出すること

 もうこれにつきます。

 (本に書いている内容が分かんねぇよ~)、と立ち止まらず、とにかくレポートを提出すること。

 (この課題は私には難しすぎて無理かも)、と立ち止まらず、とにかくレポートを提出すること。

 (しっくりくる問題設定ができないよ~)、と立ち止まらず、とにかくレポートを提出すること。

 (ちょっと別の科目もやってみようかな)、と立ち止まらず、とにかくレポートを提出すること。

 (買った本が届かないから今日は遊ぶか)、と立ち止まらず、とにかくレポートを提出すること。

 なぜなら一生懸命レポートを作成して提出すると、(ご褒美として?)指導教官から親切なアドバイスをいただけます。私は不合格通知を受けとったときに頂いた指導教官のアドバイスが非常に大きな学びになりました。

 合格したレポートを読むと、自分がとても成長した実感を得られます。

 これは慶應通信に入学した後に感じました、一番うれしい時間です。

次回以降のレポート作成に向けた備忘用メモ

 今回の史学概論で私がレポート作成のルールを間違えていた点は以下の2つです。

  • 1.剽窃をしないよう、もっと注意すること
  • 2.引用符でくくった部分(レポート中、「 」ではさんだ部分のことです)は改変しないこと

 

 順番に少しだけ補足します。

 最初の剽窃は他人の意見を盗むことです。私は不合格になったレポートにおいて、参考にした元ネタ(他人の意見、先行研究、文献内の文章など)をごくおおざっぱにしか明記していませんでした。とくに、参考文献を要約した箇所はそれが要約であることを示していませんでした。

 もちろん剽窃するつもりは一切なかったですけれども、意図しなくても犯罪は犯罪です。もっと注意深く、他人の意見と自分の意見を分けてレポート作成をしなければなりません。

 次の引用符でくくった部分の改変です。もちろん、引用文を変更してはいけないことは理解していました。私が失敗したのは引用符内に注を入れてしまったことです。例を示します(例で示した引用文は私が作ったでたらめ文です)。

 私の失敗例 「人はだれでも幸福になる権利があるのだ(参考文献A、p.294)」

このように、注を引用符の中に入れてはいけません。正解は以下。

 正しい使い方「人はだれでも幸福になる権利があるのだ」(参考文献A、p.294)

  

 卒業までに取得が必要な単位 … 残り84

 ようやくレポート課題が一つ合格、大きく大きく見えた山の頂(卒業)に向けて、一歩を踏み出せた気分がします。

 何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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