K-68.慶應通信、入学後39ヶ月目(夏期・秋期週末・夜間、それぞれのスクーリングの違い)

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事は慶應通信、夏期・秋期・夜間の3つのスクーリングを体験して感じた違い、の書きとめです。

本記事は、

  • 慶應通信、スクーリングの概要
  • 夏期、秋期週末、夜間、3つのスクーリングを体験した感想
  • 入学後39ヵ月目の振りかえり&40ヶ月目ToDo

の3本を書きとめて参ります。

 私は慶應通信 文学部 第2類(史学)で学ぶ40代中年オヤジ。平日はサラリーマン、休日は大学生。人の倍の人生を楽しんでいます。

 今回の書きとめは、慶應通信のスクーリングを体験した感想、です。

 ところで、「スクーリングって何?」というご質問へ先に回答します。

 「スクーリングは学校に通って授業を受けて単位を取得する」タイプの学びです。実際に慶應義塾大学の三田キャンパスか日吉キャンパスに通うことになります。通信生ながら通学生気分を味わうことができるのです。

 慶應通信には学士入学の私。卒業には最低でも15単位以上、スクーリングで単位を取得しなければなりません。

 ごくごく平均的なサラリーマンの私。平日は残業(と飲み会)続き、また、年休がとり辛い会社に勤務していることもあって、平日のスクーリングは諦め、土日のみ開講の秋期週末スクーリングだけで必要な単位を取得するつもりでおりました。

 ところが教員免許の取得を目指すことにした私。どうしても夏期スクーリングで取得しなければならない教職科目があり、2024年夏、思い切って会社を休み、夏期スクーリングを受講してみました。

 こうなると吹っ切れてきた私。2024年秋、夜間スクーリングにも挑戦してみました。

 それでは以下、先に各スクーリングの概要を述べ、章を変えて受講した感想を書きとめて参ります。

 

慶應通信、スクーリングの概要

 各スクーリングの共通点と違いをご説明します。

 なお、慶應通信のスクーリングは下記の5つです。

  • 夏期
  • 秋期週末
  • 夜間
  • 体育
  • 実験

 この内、実験スクーリングと体育スクーリングは受講しておらず、今後も受講予定はありません。したがって説明は「夏期・秋期週末・夜間、3つのスクーリングのみ」が対象です。

夏期、秋期週末、夜間、各スクーリングの共通点

  • 「105分授業/1コマ × 12コマ」の講義を受けます。

 はい、共通点はこれだけです。

 もちろん、「学校に通う」、「先生が授業してくださる」という点も共通ですが、これはスクーリングなので当たり前です。

 それにしても、105分授業を12コマ(回)ということは1260分、授業を受けることになります。

 21時間です。

 黙っていたら誰からも何も教えてもらえない社会人の私。それが21時間も講義でモノを教えていただける機会があるとは感動ものです。

 確かに慶應通信でスクーリングを受けるためには年間授業料とは別に、お金はかかります。

 が、金額はたったの5,000円です(私が1晩に使う飲み会代の半分以下です)

 間違いなくビジネススクールで21時間も講義を受けようものなら、金額が1桁変わるでしょう。もしかするとその程度では済まないのではないでしょうか。

夏期、秋期週末、夜間、各スクーリングの違い一覧

場所開催月期間1日のコマ数
夏期日吉か三田8月連続6日間
(月~土)
2コマ
秋期週末三田10~12月週1×12週1コマ
夜間三田10月土日×3週間2コマ

 夏期スクーリングは、8月に3週連続で開催されます。おまけに午前と午後、それぞれで別の科目を受講できます。

 やろうと思えば、3週間全て&午前午後とも出席することで、たった3週間の間に6科目を受講することもできます(12単位取得!?)。

 私は3週間連続で会社を休もうものなら、3週間後に席が無くなっていること間違いなしです。こればかりは慶應通信に全力投球できる方が大変羨ましいです。

 夜間スクーリングは10~12月の間(補講発生時は1月に食い込むことあり)、毎週三田キャンパスに通います。

 月曜から金曜まで、毎日何かの科目が開講されています。また、科目によって曜日は固定です。

 こちらもやろうと思えば、平日5日間、毎日夜間スクーリングを詰め込んで3ヵ月で5科目を受講することもできます(10単位取得!?)。

 私は、「10~12月の間、残業も飲み会も一切やりません。就業時間終了と同時に直帰します。さ・よ・う・な・ら」とやろうものなら、相当上司・同僚に迷惑をかけることになるのでやろうとは思いません。

 もっとも、後述の通り夏期スクーリングも夜間スクーリングも、1科目でも相当疲れます。現実に詰め込んで学ぶことには、相当な負荷がかかるのではないかと思われます。

 秋期週末スクーリングは10月の土日を使って3週間連続で三田キャンパスに通います。こちらは土曜は午後、日曜は午前、で開講されます(夏期スクーリングのように、午前と午後で違う科目を受講することはできません)。秋期週末スクーリングで受講できる科目は1年に1科目のみです。

 

 以上の概要を踏まえ、章をあらためて、私が体験した各スクーリングの感想を書きとめて参ります。

夏期、秋期週末、夜間、3つのスクーリングを体験した感想

夏期スクーリング

 2024年8月にⅡ期で2科目を日吉キャンパスで受講しました。この時の様子はコチラの記事で書きとめています

 2科目受講したので、朝9時から夕方17時半までミッチリと講義を受けます。

 もちろん毎日家に帰って予習復習が待っています。通学電車内も使ってノートやテキスト、配布プリント等を見直さないと時間が足りません。おまけに本業である仕事関係で急ぎの用事が発生した際には(超イライラしながら)対応しなければならず、時間がとられます。

 (夏期スクーリング期間は1日を36時間にして欲しい)と強く念じながら過ごしていました。6日間連続でかなりバタバタします。そして日曜日はたまった仕事を片づけなければならず、その週は休みなしの状態になりました。

 一方、どんなに疲れていても1週間がアッという間に過ぎて終わる、という意味ではかなり短期で集中して学べる良さはあります。

 また、1科目に抑えておけばかなり違うとも思います。私の場合、(どうせ会社を休むなら2科目受講しよう)という発想になってしまいますけれども。

秋期週末スクーリング

 秋期週末スクーリングはこれまで3回受講しています。

  • 1回目の受講である2022年の書きとめは、コチラ
  • 2回目の受講である2023年は書きとめておりません。
  • 3回目の受講である2024年の書きとめは、コチラ

 夏期と異なり、1科目しか受講できない上、3週間にまたがっているので、夏期スクーリングと比較すればかなり時間的な余裕はあります。土曜の午前、日曜の午後に加え、開講期間中の平日も予復習に仕えます。

 私の場合、元々土日はあまり仕事を持ち込まないようにしていることもあって、本業に邪魔される機会が少ないという大きなメリットもあります。

 ただし、平日通勤&土日通学という状態が3週間続きます。

 別に秋期週末スクーリングがなくても、私は土日に慶應通信テキスト科目で学んでいます。平日仕事&土日勉強は、慣れた生活リズムと言えばそうかもしれません。

 ただ、土日に自分のペースで学ぶことと、土日に決まったスケジュールに合わせて学ぶこと、両者を比較すると断然後者が疲れます。

 また、開講期間中は平日もぼんやりと受講科目のことを考えながら仕事をしていますので(とても勤め先に報告できない…)、3週間ずっと受講科目のことが気にかかる、という生活をすることになります。これも疲労が蓄積される要因ではないかと思います。

夜間スクーリング

 2024年に初めて受講しました。受講科目は「哲学(専門)」です。受講科目の話はまた記事を改めて書きとめようと思います。

 さて、体験して分かったのですがこの夜間スクーリング、私には他の2つのスクーリングと決定的に違う点が2つありました。

  • キャンパス内で多数の通学生に会う
  • 日中仕事&夜学びのミックスした1日を過ごす

 前者の「キャンパス内で多数の通学生に会う」ですが、これは三田キャンパスで通学生たちの5限目の後に通信生の6限目が始まることに起因します。

 通学生の方々の5限目が「18時に終了」し、我々通信生の夜間スクーリングが「18時20分に開始」します。

 夜間スクーリングを受講するため、イソイソと三田キャンパスに向かう道中、また、キャンパス内において、5限目を終えた通学生の方々と多数すれ違います。

 10~12月という季節柄、18時はすでに日没を過ぎておりますので外は暗い状態です。そのため、なかなか自分が20歳前後の通学生(慶應義塾大学ではありません)だったころをリアルに思い出す、といったことはありませんが、それでも、友人たちと楽しそうにおしゃべりしながらキャンパスを出ていく通学生のみなさんを拝見していると、なんだか私も自然と笑みがこぼれます。

 もう一つの「日中仕事&夜学びのミックスした1日を過ごす」ですが、これは体験してみて相当大変と感じました。

  • 仕事の後に通学が出来るよう、当日までに会議や外出などのスケジュールを調整しておかなければならない
  • 帰社直前に急ぎの用件が入らない様、毎週毎週調整しながら日中に仕事をしなければらない
  • 残業がないとは言え、日中の仕事で相当疲れており、夜間スクーリング中の105分を集中し続けることが至難

 実は夜間スクーリングは曜日を変えて2科目受講しようかと思ったのですが、1科目に抑えて良かったです。2科目受講をしていた場合、おそらく高確率でどちらかの受講を断念していただろうと思います。

 一方で、3ヵ月かけて学ぶ、という点は夏期スクーリングは当然、秋期週末スクーリングと比べても相当時間に余裕があります。

 秋期週末スクーリングは毎週学んだ内容を消化(理解)し続けなければ追いつけない上、週に4コマあって、土日はもちろん次のスクーリングを4コマ受講するわけですから、平日も受講科目のことが気になってノートを見返したりしていました。

 これが夜間スクーリングになると、毎週学んだ内容を消化し続けることは秋期週末スクーリングと同じでも、週に1コマのみ&土日48時間は自分の自由に使える、とあってかなり楽です。平日に受講科目のことが気になる、といったこともありません。

 それでは最後に私のスクーリング受講体験を書きまとめましょう。

夏期スクーリング

 メリット … 超短期間で学べる

 デメリット … 会社を休む必要がある、受講が精いっぱいで最低限の仕事しかできない、(月)~(土)受講&(日)仕事の残務処理で受講した週は休みなく翌週を迎える、私の能力ではスクーリング期間中に学びを消化しきれないくらいのインプット量がある

秋期週末スクーリング

 メリット … 短期間で学べる、会社を休まなくて済む、ギリギリ私の能力でもスクーリング期間中に学びを消化できる程度のスケジュール感である

 デメリット … 3週間休み無しになる

夜間スクーリング

 メリット … 十分に学びを消化できる時間的余裕がある、通学生に会って元気をもらえる

 デメリット … 受講当日までの仕事のスケジュール調整が手間、受講当日の仕事のやりくりが大変、仕事の後の受講はかなり疲労する

入学後39ヵ月目の振りかえり&40ヶ月目のToDo

最後は恒例の「最近の私の学習状況」と「直近のToDoリスト」を書きとめてまいります。

●入学後39ヶ月目(2024年12月)の振りかえり

  • 夜間スクーリングの試験対策          … 対策の上、試験に臨むことができました
  • 『西洋史概説Ⅰ』の試験対策          … 実施中
  • 『社会科・地理歴史科教育法Ⅰ』のレポート提出  … 提出できませんでした

 ●入学後40ヶ月目(2025年1月)のToDo

  • 『西洋史概説Ⅰ』の試験対策
  • 『社会科・地理歴史科教育法Ⅰ』のレポート提出
  • 『東洋史概説Ⅱ』のレポート提出

 年末年始は大きな予定がありません。3つのToDoに全力で取り組みます。

 卒業までに取得が必要な単位 … 残り

 教職コース履修完了までに取得が必要な単位 … 残り48

 

 2024年に受講しました秋期週末スクーリング、『社会学特殊』で無事に単位を取得できましたので、卒業までに必要な単位がちょうど50になりました。

 何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

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