K-58.慶應通信、入学後29ヶ月目(教職コース登録をしたゾ)

K.慶応義塾大学 通信教育課程

 慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事は教職コース登録をしました、の書きとめです。

本記事は、

  • なぜ都会のアラフィフおやじは地方の教師を目指すのか?
  • そして都会のアラフィフおやじが地方の教師を目指す
  • 入学後28ヶ月目の振りかえり&29ヶ月目のToDo

の3本を書きとめて参ります。

 私は慶應通信 文学部 第2類(史学)で学ぶ40代中年オヤジ。平日はサラリーマン、休日は大学生。人の倍の人生を楽しんでいます。

 最近公私ともに忙しかったこともあり、あまりレポートが進んでいません。

 今回の書きとめは、2023年10月に教職コースに登録した、です。

 以下、都内で20年以上にわたりサラリーマン生活を続けるオヤジがなぜ50代で教師を目指すのかを書きとめて参ります。

なぜ都会のアラフィフおやじは地方の教師を目指すのか?

 理由は主に3つです。

  • 1.教師は昔から憧れの職業だったから
  • 2.歴史を学び続けたいと思ったから
  • 3.競争社会に疲れてしまったから

 順番に書きとめて参ります。

1.教師は昔から憧れの職業だったから

 教師という職業は誰でも一度はやってみたい、と思った職業ではないでしょうか?

 何と言っても学生にとっては一番身近な職業です。それだけに仕事のイメージもし易いことが親近感を一層生むと思います。また、好きな先生に出会えたなら、自分も教師になってみたいという思いはなお募るでしょう(私には師と呼べる先生は一人もいませんが)

 私も20歳前後の大学生だった時、教職をとろうか悩んだことがありました。しかし、1990年代後半当時、「教職をとっても教師は余っているので実際に教師になるのは極めて難しい」、「少子化が進み教師の数は求められない厳しい時代が来る」という噂を聞き、あっさりと断念しました。

 しかし、何となく教師という職業への憧れは捨てきれず、(なぜあの時に挑戦しなかったのだろう?)という気持ちは今でも私は消えていません。

 思えば現在、通信で史学を学んでいる理由の一つに、高校生の頃に一度は歴史が好きで文学部史学科に進もうと思いながらも、「文学部は就職に不利」という噂に引っ張られて実学系の学部を選択したことの後悔があります。

 (一度きりの人生、やってみたいと思ったことは全部やってみるか)が教職コース選択の動機の一つです。

2.歴史を学び続けたいと思ったから

 歴史を学ぶことは本当に楽しいです。(レポート作成は辛いことも多いけれど…)、慶應通信で学ぶ日々に飽きることはありません。休日の終わりはいつも、(ああ、また土曜まで仕事に追われて歴史に触れる時間がほとんどないなぁ)という感じを持っています。

 私にとって歴史を学ぶ時間は先人に感謝する時間でもあります。

 自分がこうして現代日本で平和に過ごし、便利な生活と不自由の小さい暮らしを送る中、庶民の幸せを願って政治を行った権力者たち、豊かな暮らしを創造した技術者たち、個人の権利を求めて戦った人々など、過去に生きた人々への感謝はつきません。

 そうした気持ちが歴史を学ぶ過程で育まれ、私の中には自分のできることの小ささを感じる謙虚な気持ちと、精一杯生きた先人たちに恥ずかしくないよう、自分も一生懸命に生きないといけない、という気持ちも生まれます。

 好きなことを職業にするとしんどいとも聞きますが、一度どっぷり歴史漬けの日々を送ってみたいという気持ちが勝ります。

3.競争社会に疲れてしまったから

 私は営業職に従事しています。客からも上司からもよく怒られる日々ですけれども、別に怒られること自体はお金をもらう以上は仕方がないと思っています。問題は「もっと売れ」、「もっと利益をとってこい」と叱咤されることです。多くの人が同じ感じをお持ちではないか、と思いますが、私はどうも(競争の先に何があるのか?)という考えが根底にあり、頑張っても虚しさが残るだけです。

 正直、他社を出し抜いて市場シェアを伸ばした、自分のアイデアで新規の顧客を獲得した、自分の頑張りで売上が伸びた、どれも全く嬉しくないとまでは言いませんが、(毎週平日13~15時間働き続けてやるほどのことだろうか?)という感じが拭えません。

 営業職の前は社内バックオフィス部門に長く所属していました。当時は社内で調整事をしていると周囲の人から「おかげで仕事が前に進んだ」、「仕事が楽になった」と喜んでもらえたのでやりがいがありました。遅まきながら営業職という企業の最前線に立つことで、ようやく競争社会の辛さを目の当たりにした状況です。

 競争があるから今の便利な生活があるとも思いますし、そうしたことに全力投入できる人の生き方を否定する気は全くありません。もっとも私自身はそうした世界に身を置くことに極度な疲労感を持ってしまいます。私の考える教師のもっとも羨ましい点は、自分の関わりで周囲の全ての人の幸せに貢献できることです。これは私が若い頃には見えていなかった視点です。

そして都会のアラフィフおやじが地方の教師を目指す

 以上、「後悔のない人生」、「好きなものの追求」、「競争社会からの逃避」の3点が現時点での教職コース履修理由です。

 ここに「休日は野良仕事がしたい」という10年前から抱く野望(?)を重ね、今から7年後の2031年4月に地方で教師として教壇に立てますよう、教職課程も履修して参ります。

 今後、本ブログでは教職課程についても書きとめて参ります。

 中学校1種と高等学校1種の普通免許状を取得するためには67単位が必要です。

 ただし、67単位中、一部は慶應通信卒業に必要な単位取得と重複します。私の場合、実際に追加で必要な単位は53単位です。

 今後、当ブログでは教職コースの履修についても書きとめて参ります。

 

入学後28ヶ月目の振りかえり&29ヶ月目のToDo

最後は恒例の「最近の私の学習状況」と「直近のToDoリスト」を書きとめてまいります。

●入学後28ヶ月目の振りかえり

  • 『西洋史概説Ⅱ』のレポート提出     … レポートを作成を終えました(未提出)
  • 『新・オリエント考古学』のレポート提出 … 着手できていません

●入学後29ヶ月目のToDo

  • 『体育理論』のレポート提出     

 2024年度第Ⅰ回科目試験を受験するためのレポート締切日が近づいています。 なんとか今回も2科目受験できますよう、レポート作成に励みます。

 ところで23年度の単位取得は13~17に留まります。卒業までに取得が必要な単位は残り58、教職コース履修完了までに必要な単位が残り53。計111単位。

 仮に毎年このペースで15単位ずつ所得するとして、まだ7~8年かかりますね。2031年4月に教壇に立つためにはあと6年しかありません。毎年18~20単位のペースで単位を取得できるよう、ペースアップしないといけません。

 卒業までに取得が必要な単位 … 残り58

 教職コース履修完了までに取得が必要な単位 … 残り53

 何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。

コメント

  1. ぴのたん より:

    たまたまこちらがヒットして1、2ページほど拝見させていただきました。
    私は四捨五入して60代になろうとしている、完全フィフィテーズです。

    通信教育は子どもが2歳ぐらいに始まり、教職課程、卒業要件の単位もほとんど取得していたけど中退しました。
    しかし、コロナ禍前に地方国立の社会人入試をして受かり、コロナ禍は学生で過ごし、一年休学を挟み2年在籍して
    昨年の春卒業しました。日常生活を考えると、通信教育を選択せざるを得ませんが、確かに通学生の方がサクッと
    単位を習得できる感はあります。とは言え、それは私も子育て期間の中勉強への興味が薄れて、ダラダラと
    時間ばかりが過ぎた過去と対比すると、ですが。在学中の勉強は、想像を遥かに超えるきつさはありました。
    簡単に単位を「くれる」はありません。

    まず、資料を読み込み、データ分析して、綺麗にわかりやすいアトラクティブなプレゼンができるかが
    重要にもなり、それをグループワークで取りまとめて発表となると、年長者がグループリーダーにならざる得なく
    同時に登録科目の授業の宿題、レポートはわんさかあり、通学時間と勉強時間、資料を探す時間、家事、家族のイベントなど
    含めるとお察しの通り、何かを諦めたり、また家族といざこざはありましょう。

    大学の勉強は、本質をみるです。とにかく、これまで日本で生きてきた中で十分に汚された?!!!先入観を捨てて
    物事を真っ直ぐ見る、モノの見方を変えることであり、自分への気づきであり、本質を掴むことを目指すのだと思います。

    初めに貴殿のページを見たとき、歴史に興味がありとの一文を見ましたが、
    自分が感じる今の生きにくさはなんなのか?みたいな自分事の書きやすいところの切り口から、
    どんどん歴史を遡ったり、現在はどうなのかと考えつつ、法的な制度も抑えるみたいなところをレポートで書いたりすると
    良いレポートが書けますし(無論無論参考文献の多さと的確な資料のピックアップが重要です)、
    また教科書や指定書の内容に沿った考察をすると、先生が意図していることを理解していると
    いうことで良い評価が得られます。

    私は、取り残した教職課程を通信で取るか、取る価値が今からあるか、新しい会社に就職したこの頃考えあぐねいている
    日々です。

  2. ぴのたんさん、コメントをくださりありがとうございます。
    また、返信が遅くなりまして申し訳ございません。

    すごいですね。
    お仕事を続けられつつ、通学課程をご卒業、しかも国立大学。
    ご卒業、おめでとうございました。
    また、レポート作成時の有意義なアドバイスもありがとうございます。

    私の場合、ずっとやりたかった「大学で歴史を学ぶ」から通信課程への入学を決め、
    毎週終末に歴史漬けの日々を過ごす中、「ずっと歴史に触れていたい」と思い直し、
    「50代で高校教師」を目指すことにしました。
    目的が変わったので、私も家族のために働きつつ、通学課程で教員免許状を取得する、
    という選択肢もアリかなぁ、という気がして参りました。

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