慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事は合格した出願書類の考察です。
以前は合格論文を全文掲載していました。しかし、「公正な評価の妨げになる」などの理由から、大学側が選考書類のインターネット公表を禁止していることを知りましたので、現在は公表を控えています。本記事は不合格論文の全文を掲載していた過去記事の改訂版です。
2021年10月入学(第75期生)を目指して慶應義塾大学 通信教育課程 文学部 第2類(史学)に出願しました。書類選考の結果は「合格」。慶應通信に合格するためには以下の3つの論文をクリアする必要があります。本記事では「3)なぜ慶應義塾大学の通信課程を選んだのか?」を書きとめて参ります。
【慶應義塾大学 通信教育課程 入学出願時に作成する3つの論文】
- 1)志望した学部・類で何を学ぼうとしているのか、①過去の学習体験、②将来の展望、のいずれにも触れながら、具体的に述べなさい。(720字以内)
- 2)自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自分の視点から詳しく論評しなさい。(720字以内)
- 【!!!本記事!!!】3)なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい。(150字以内)
↓ この課題が不合格だった時の私の考察記事はこちらに書きとめています ↓
3つの改善点
さて、私は合格する半年前、2021年4月入学の選抜では不合格となっています。不合格だった2021年4月から、合格した同年10月まで、半年の間に改善した点は以下の3つです。
- 改善点① 全て自分の言葉で書く
- 改善点② 平凡に書く
- 改善点③ なぜ慶應?、なぜ通信?、の2点を意識して答える
順番に書きとめてまいります。
改善点① 全て自分の言葉で書く
不合格論文では一文目に慶応通信Webサイトの文章を引用しました。しかし、不合格考察記事に記載した通り、出典を明記していないので私がやったのは引用ではなく剽窃(他人の文章を盗むこと)です。
剽窃は論文作成においてもっともやってはいけない行為です。これは基本のキです。知らなかった、気付かなかった、では決して済まされません。また、微妙に引用が分かるような書き方をしているからセーフ、などと自分勝手なルールを持ち出して自己弁護してもいけません。引用はルールに則り、正しく行う必要があります。
合格した際に作成したら論文は全て自分の言葉で記述しました。また、分かり易い文章を書くことも意識しました。
改善点② 平凡に書く
今回話題にしている論文課題(なぜ慶應通信か?)は、他の2つの論文課題(何を学ぼうとしてるのか?、書籍の論評)に比べてグッと自由度が小さいと作成中に感じていました。そのため、(受験者の力量を計りにくいのではないか?)とも感じました。
恐らく合否の判定は、「何を学ぼうとしているか」と「書籍の論評」でほぼ決まっているのではないかと私は想像しています。そこで、この「なぜ慶應通信か?」の問いは、読み手が引っかからずにさらりと1回読み通せるもの、を意識しました。他の2つの論文で読み手が(この受験者は合格だなぁ)と思っていただけたなら、あとはこの「なぜ慶應通信か?」は足を引っ張らない無難なものに仕上げた方が賢明、と判断しました。加点よりも減点回避を意識して書いた、とも言えます。
改善点③ なぜ慶應?、なぜ通信?、の2点を意識して答える
当たり前ですが、問いには真正面から答えなければ合格はもらえません。
最初にこの課題を読んだ2021年2月の時点で「なぜ慶應なのか?」と「なぜ通信なのか?」という2つの問いが発せられている点は把握していました。その後、一度不合格になりましたけれども、この観点は間違っていないと思っていました。合格時もしっかりとこの点は意識して回答しました。
卒業までに取得が必要な単位 … 残り84(入学以来半年、いまだ1つもレポート課題をクリアできず(泣))。
何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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