慶應義塾大学 通信教育課程(以下、「慶應通信」)卒業を目指し、その学びを書きとめる当ブログ、今回の記事はレポート作成の過程でクスリと笑った誤変換、の書きとめです。
本記事は、
- 誤変換1、2、3
- 誤変換4、5
- 入学後27ヶ月目の振りかえり&28ヶ月目のToDo
の3本を書きとめて参ります。
私は慶應通信 文学部 第2類(史学)で学ぶ40代中年オヤジ。平日はサラリーマン、休日は大学生。人の倍の人生を楽しんでいます。
2024年1月14日 日曜日、2023年度第Ⅳ回科目試験が終了しました。今回、私は「地理学Ⅱ」、「西洋史特殊(メディア授業)」を受験しています。「西洋史特殊」は試験時間を間違えていたことに会場である慶應義塾大学 三田キャンパスで気がつき、仰天しました(思っていたより実際は1時間以上早い開始時間だった)。
幸い、試験開始2時間前に到着して自習しながら過ごすことにしていますので、難なく受験できましたけれども、次回以降はこういうことがないよう、試験案内をしっかり読む込むことにします。
誤変換1、2、3
今回はレポート作成過程でくすりと笑えた誤変換の書きとめです。
慶應通信の学びの主体であるレポート作成。私はWordソフトで下書きを作成しています。
参考文献を見ながらタイピングしていると、ソフトはよく誤った変換をしてくれます。中にはくすりと笑えて、ちょっぴり発想が広がる(?)、面白い誤変換が登場します。
今日は誤変換を紹介しつつ、その誤変換に会わせてくれた科目の思い出を書きとめて参ります。
誤変換1 : ノルマン制服
「英語史」のレポート作成時に登場しました。
いったいどんな制服なのでしょうか?
海軍の軍服であり日本では女子生徒の制服でもあるセーラー服と、ノルマン人~ヴァイキング~海賊活動の連想から、これはこれで正しい用語のような気もしてしまいます。
「ノルマン征服(ノルマン・コンクエスト)」は1066年に発生した、イギリス史上の一大事件であり、英語の性質を大きく変えた一大事件でもあります。
書店で外国語の辞書の棚に行くと、(英語の辞書って太いなぁ)と思われたことがないでしょうか?
私は(学習者が多い英語は、各単語について詳しく解説されているから)と思っていました。
それも一つの要因かもしれませんが、単純にノルマン征服の結果、大量のフランス語の語彙が英語に入ってきたために、英語は単語数が多い言語になりました。
例えば、”help” と “aid” 、意味は同じ 「助ける」 なのに単語は2つあります。実は”help”が英語本来の単語、”aid”はフランス語由来の単語です。
(なんでですのん?)と思われるかもしれませんが、日本語でも「助ける」以外に「助力する」「援助する」「力添えする」と同じ意味で異なる表現がたくさんあります。
「英語史」は英語の見方が変わる、大変面白い授業でした。講師の堀田隆一先生は、15年間近くもの間、毎日毎日欠かさずブログを投稿していらっしゃいます上、VoicyやYouTubeのチャンネルもお持ちです(私は月に1度のブログ投稿すらできておりません)。そちらの面でも大いに刺激を頂いた科目でした。
誤変換2 : 放置国家
誤変換3 : ぶっこく気
2つとも「東洋史概説Ⅰ」で登場しました。「東洋史概説Ⅰ」は主に古代から唐代の中国史を学びます。正しくは「法治国家」、『仏国記』です。
私がこのブログを書いている現在、隣の部屋では子どもたちがアニメの『キングダム』を夢中で観ています。「法治国家」は『キングダム』の舞台から100年くらい前の秦で商鞅の変革と呼ばれる一連の大改革を経てその姿を現します。しかし、「放置国家」になると『キングダム』ではなく、むしろ『北斗の拳』、かなり世紀末に寄ってしまいます。そもそもそれは国家なのか、という感じすら漂う字面です。
私が幼少の頃、よく「だるまさんがころんだ」で遊びました。その際に使った言葉が、「坊さん(ぼんさん)が屁(へ)をこいた。臭いだら臭かった。」というものでした。「ぶっこく気」はそんな無邪気な遊び(?)が始まる直前の香りが漂います。それにしてもなぜ放屁するのがお坊さんなのか。そしてまたなぜにその臭いを確かめようと思ったのか。子どもの発想には感心します。
なお、『仏国記』は東晋のお坊さん、法顕の旅行記です。旅行記と言えば、昨日受験しました「地理学Ⅱ」でその役割を詳しく学びました。がぜん『仏国記』を読みたい気分になります。
誤変換4、5
誤変換4 : 荒らす側を境に北はアゼルバイジャン、南はイランである
誤変換5 : 信金用モスク
2つとも「東洋史特殊」で登場しました。「東洋史特殊」はトルコ系諸民族の歴史を学びます。正しくは「アラス川」、「新金曜モスク」です。
「アラス川」はカフカ―スを流れる河川です。カフカ―ス。私にはなんだかエキゾチックな気分にさせてくれる単語ですけれども、このあたりの地理は一般的な日本人にはチンプンカンプンではないでしょうか?私も登場する地名がさっぱり分からず、地図帳片手に参考文献を読み読み、レポートを書き書きしていました。気がつくと地図を眺める方に夢中になり、Google Mapにアクセスしてはストリートビューで旅行してしまい、(今日もレポートが書けなかった)と思ったこともしばしばです。というか今でもその失敗はやっています。地図帳と資料集は本当に時間泥棒です。
さて、アゼルバイジャンとイラン、両国が「荒らす側」を境に向き合っているとなると、一体この「荒らす側」はどちらに属する勢力、あるいはどちらにも属さない第三勢力なのでしょうか?これまた世紀末を想起させます(私は『北斗の拳』の大ファンです)。
「新金曜モスク」はイスファハーンにあるモスクです。(イスファハーン?どこそれ?)と思われたかもしれません。イスファハーンは現在のイランの都市で、同地域でシーア派が多数派になることを決定づけたとも言えるサファヴィー朝の首都だった町です。その最盛期には「イスファハーンは世界の半分」と謳われたとか。カッコよすぎませんか、世界の半分。
これが「信金用モスク」となると随分話が変わります。地域住民や中小企業を対象に、本当に存在しそうです。私はレポート提出直前にこの誤変換に気がつき、慌てて修正しました。この単語に限らず、おそらく気がつかずに誤変換のまま提出した経験を持っていると思います。
入学後27ヶ月目の振りかえり&28ヶ月目のToDo
以上、誤変換集でした。もし好評でしたら定期的にシリーズ化します(笑)
最後は恒例の「ここ最近の私の学習状況」と「直近のToDoリスト」を書きとめてまいります。
●入学後27ヶ月目の振りかえり
- 『地理学Ⅱ』の試験対策 … やりました
- 『西洋史特殊』の試験対策 … やりました
- 『西洋史概説Ⅱ』のレポート提出 … 7割くらい書きました
- 『新・オリエント考古学』のレポート提出 … 参考文献を読んでいる途中です
●入学後28ヶ月目のToDo
- 『西洋史概説Ⅱ』のレポート提出
- 『新・オリエント考古学』のレポート提出
年末年始の休暇を利用し、試験対策を講じつつ、レポートをがっつり2本仕上げたいと思っていましたが、『西洋史特殊』のメディア授業が面白く、年末年始は14回の講義を全て見直しながら、ロシア史関係の本を読み耽ってしまいました(大晦日とお正月は朝からお酒を飲んでぐ~たらと寝ていました)。
読んだ中でも『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』は傑作でした。恥ずかしながら、私は第二次世界大戦の中でも独ソ戦がこんなにも壮絶な戦争だったとは知らず、驚愕しました。
今は本著と同じ作者である 大木毅さん の『「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨』を読んでいます。なんとなく「すごい英雄」だと思っていたロンメル。ページをめくるごとにその実像が分かり、ドキドキワクワクしながら読んでおります。
卒業までに取得が必要な単位 … 残り58
何かの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました。
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